画像引用元:アニメ「陰の実力者になりたくて!」より
この記事は、視聴したアニメ作品の感想と評価、レビューなどを紹介することで
「アニメっておもしろいっ!」「アニメが好きになった!」そんなきっかけを提供することを目的としています。
そのアニメ作品を見ようかどうか迷っている方の参考にもなると思います。
作品内容については、ストーリーの面白みが欠けてしまうネタバレを控え紹介していきますので、
ご安心ください。
評価につきましては··········
以下の2つの項目で評価し、総合評価とします。
- 個人評価
- レビュー評価(アニメランキングサイトあにこれから一部、引用)
個人評価については、アニメ太郎に「合うか合わないか」でしています。
見たアニメを5段階評価でつけています。
5段階は ★★★★★ ・・・
★★★★★ ・・・ 【最高】
★★★★☆ ・・・ 【面白い】
★★★☆☆ ・・・ 【普通】
★★☆☆☆ ・・・ 【つまらない】
★☆☆☆☆ ・・・ 【これはヒドイ】
「陰の実力者になりたくて!」の個人評価は···········
★★★★☆···【面白い】
【つまらない】【これはヒドイ】
の評価を付けたからといって、
そのアニメ作品を否定したわけではありません。
感じ方は人それぞれですので、自分の感性で逆に気にして一度、見てみて欲しいのです。僕も実際に下されていた評価をいい意味で裏切られたアニメ作品がいくつもあります。
アニメは素晴らしいです。そのアニメ作品の制作に関わった全ての関係者の方々には、視聴者の方々に良質なアニメ作品を提供していただいていることには敬愛の意を感じております。
目次
「陰の実力者になりたくて!」の作品情報
あらすじ
「陰の実力者」それは、主人公でも、ラスボスでもない。普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す存在。この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。シド・カゲノーとして生まれ変わった少年は、これを幸いと異世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにする。「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……?ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドをシャドウとして崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディ!?シリーズ累計350万部超の人気シリーズが、2022年TVアニメ放送決定!TOPSHARE©逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン
引用元:「陰の実力者になりたくて!」公式HPより
アニメジャンルは「異世界ファンタジー」×「コメディ」です。
異世界転生系の作品で、なろう系かつ俺TUEEEE系。
今流行りの異世界転生モノなんだっ。
せんせ~、俺TUEEEE系は俺、最初からつえーってやつだからわかるんだけど、なろう系って?
小説投稿サイトから生まれた「なろう系」
なろう系という名称の「なろう」とは、小説投稿サイト「小説家になろう」から取られたもので、なろう系とは、基本的に「小説家になろう」から生まれた一連の作品群を指しています。
この投稿サイトからは数多くの作品が生まれており、そのジャンルも多岐にわたるのですが、多くの読者を獲得した作品には、「現代人が不慮の事故などで異世界に転生し、新たな人生をスタートする」という形式を採用しているものが数多くありました。
そのため、そうした物語形式を採用しているこの小説投稿サイトから生まれた作品が「なろう系」と呼称されるようになりました。
なろう系は、しばしば「異世界転生もの」とも呼ばれますが、この投稿サイト以外の商業小説や漫画でも同様の物語を採用したものが数多く生み出されている状況です。そのため、「異世界転生もの」は、「なろう系」より大きな枠組みを指すもので、その「異世界転生もの」の中で大きな勢力を占めるのが「なろう系」と理解するとわかりやすいでしょう。
引用元:アニメ!アニメ!より
なろう系で採用される舞台は、多くが中世風のファンタジー世界。
具体的には、現代社会に生きる主人公が交通事故や病気で死んでしまい、現代の知識と記憶(まれに記憶を亡くしている主人公もいる)を持ったまま異世界に転生して悪と戦ったり、のんびり過ごしたりして人生をやり直す。「陰の実力者になりたくて!」も例外ではなく、ほかには
「盾の勇者の成り上がり」「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」など。
直近放送分のアニメ作品では「便利屋斎藤さん、異世界に行く」。
主人公の設定は作品によって異なるけど、だいたいが現代社会をうまく生きられず、そこでした後悔や屈辱を取り戻すかのように異世界では大活躍!がよくあるパターン。
わたしも異世界行って本気出す!
助手で本気出して!
OP主題歌「HIGHEST」
OxT
ED主題歌「Darling in the Night」
七陰
キャラクター
シド・カゲノー/シャドウ(CV:山下誠一郎)
「陰の実力者」に憧れ、力を求めた少年が転生した姿。表向きは片田舎にある貴族・カゲノー家の冴えない第2子として、“モブ”ライフを謳歌しているが、裏では陰の組織『シャドウガーデン』の盟主シャドウとして、闇の教団『ディアボロス教団』と対峙する(という設定を楽しんでいる)。
アレクシア・ミドガル(CV:花澤香菜)
ミドガル王国の第二王女。ミドガル魔剣士学園の高嶺の花として、生徒たちから羨望の眼差しを集めるが、シドには裏で罵詈雑言を浴びせるなど本性を現す。魔剣士として優秀な姉・アイリスに劣等感を感じながらも、ひたむきに努力をするまっすぐな性格。
アイリス・ミドガル(CV:日笠陽子)
アレクシアの姉で、ミドガル王国の第一王女。王国最強との呼び声も高い魔剣士で、ミドガル王国騎士団に所属している。正義をつらぬく気高い精神の持ち主だが、妹・アレクシアに対してやや過保護な一面をもつ。
アルファ(CV:瀬戸麻沙美)
最初のシャドウガーデンのメンバーにして、「七陰」の第一席。金髪に青い瞳のエルフで完璧超人。シャドウガーデンを実質的に統括している。
ベータ(CV:水瀬いのり)
シャドウガーデン「七陰」第二席。白銀の髪に青い瞳のエルフ。シャドウに畏敬の念を抱き、事あるごとに独自の英雄譚「シャドウ様戦記」を書き綴っている。
ガンマ(CV:三森すずこ)
シャドウガーデン「七陰」第三席。卓越した頭脳の持ち主で、シャドウの言葉をすべて記憶、理解しているが、運動能力は最低。
デルタ(CV:ファイルーズあい)
シャドウガーデン「七陰」第四席。「七陰」の中でも突出した戦闘能力を持つが、戦い方が荒々しく、人にも物にも破壊の限りを尽くす。
イプシロン(CV:金元寿子)
シャドウガーデン「七陰」第五席。ずば抜けた魔力コントロールの才能を持つエルフ。一方、子供体型にコンプレックスを持っていて、スライム装備を駆使してスタイルをごまかしている。
ゼータ(CV:朝井彩加)
シャドウガーデン「七陰」第六席。隠密担当の獣人。普段からメンバーとは別行動を取っていて、世界各地を一人で飛び回り、諜報活動を行っている。
イータ(CV:近藤玲奈)
シャドウガーデン「七陰」第七席。研究担当のエルフ。技術的な面に優れ、建築家としても優秀だがマイペースな性格で、一度寝るとなかなか起きず、寝たまま歩き回るなど寝相も悪い。
クレア・カゲノー(CV:日高里菜)
片田舎の貴族カゲノー男爵家の令嬢。シドの姉。 魔力で体を強化して戦う騎士を代々輩出してきた家系で、クレア自身、それなりの才能を持っている。シドについては、本当の実力に気付いておらず、「頼りない弟」と思い込んでいる。
ローズ・オリアナ(CV:白石晴香)
オリアナ王国の王女。ミドガル魔剣士学園では生徒会長を務める。 芸術の国の王女として期待を背負っていたが、自らの意志で剣の道へ。入学後、学園トップクラスの強さを身につけた。ある事件をきっかけに、シドに運命を感じる。
シェリー・バーネット(CV:会沢紗弥)
ミドガル学術学園の2年生。「王国随一の頭脳」との呼び声が高い才女。 その能力は王家にも認められていて、アイリスから『アーティファクト』に書かれた古代文字の解読を依頼される。いっぽう世情には疎く、場の空気を読むのが苦手。
ヒョロ・ガリ(CV:松岡禎丞)
ミドガル魔剣士学園の1年生。シドの友人。下級貴族同士、いつもつるんでいる仲良し3人組の一人。ヒョロっと高い背丈が特徴。男としても剣士としてもシドより上だと自負しているが、何をしても中途半端なモブ中のモブキャラ。
ジャガ・イモ(CV:松重慎)
ミドガル魔剣士学園の1年生。シド、ヒョロとつるんでいる仲良し3人組の一人。丸顔と坊主頭がトレードマーク。同級生にも敬語で話すが、シドのことは自分よりも下だと思っている。ヒョロ同様、小物でモブ度が高い上、口が軽い。
画像引用元:「陰の実力者になりたくて!」公式HPより
その他にも20名をも超えるキャラクターが登場します。全体的に登場シーンが限られてても、そのキャラの個性はキッチリ引き出されていると感じました。
今回、紹介したキャラクターの中では特に個人的にアレクシア王女がお気に入り!声優は、歌手としても活躍のご存知、花澤香菜さん!
シドとのカラミではドSっぷりを発揮します!
かわいいし美人っ!Sっ気ありそうには見えないけどな~。
あと、ヒョロ・ガリ、ジャガ・イモてネーミングセンス
ウケるっ!
たしかにね。他にも気になった笑えるネーミングがちょこちょこ出てくるから、のちほど紹介するね。アレクシアについても。(笑)
原作
作者は、逢沢大介氏。
日本の小説で、Web版は小説家になろうにて2018年1月から掲載中。
2022年9月時点でシリーズ累計発行部数は200万部を突破。(※2023年3月時点で、シリーズ累計発行部数400万部を超える)
『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルズ部門では2020年版で3位を獲得。
お笑いコンビ『ピース』又吉さんが小説『火花』で過去に芥川賞という名誉ある賞を受賞していますが、当時の累計発行部数が200万部超え。
シリーズ全体でにはなりますが、その部数に匹敵する累計発行部数で「陰の実力者になりたくて!」がいかに人気があるかがわかりますね!
PV動画と予告
「陰の実力者になりたくて!」のここがよかった!
「陰の実力者になりたくて!」を視聴して感じた面白かったところや見どころを紹介します。
主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディ!?
主人公最強!その強さは、もはやチート級!
シド·カゲノーことシャドウの強さは、
結論から言うと「卑怯な強さ」。
正直、配下である七陰が束になってかかっても勝てないんじゃないかな?
ドジっ子ガンマちゃんは戦力外だけど。(笑)
はいチーズ!!
「鼻血出てるよ。」(笑)
ほんっと強すぎですね。
どんな敵でも瞬殺。ヤバい敵が来ても瞬殺。ストーリー終盤に進むほど敵は強大になっていきますが、不利になる場面があっても最後は勝ってしまいます。それも完膚なきまでに。
実際、気持ちいいぐらいに相手を打ち負かしてしまうので、見ていて爽快感はあります。
陰の組織『シャドウガーデン』で「我が名はシャドウ。陰に潜み陰を狩る者」!的な中二病発言で陰の実力者『設定』をして楽しんでるだけのシド。そんな彼、子供の頃はというと、
悪い盗賊を殺しながら「ヒャッハー!」的なエピソードシーンがありました。金品はちゃっかり巻き上げるわ盗賊は逃げ惑うわで、見ていて
「どっちが悪者かわからんっ!」(笑)
わかったのは、子供の頃から強かった!
そんなシドのその強さの秘密は、他者を寄せ付けないほどの圧倒的な武術と強大な魔力技術。チートな強さが光る彼ですが、実はその強さは彼のストイックな努力の産物。
その強さの片鱗は転生前の冴えない高校生「影野ミノル=シド」の時から垣間見え、第一話ではある女性がピンチに襲われた時に外見からは想像できない強さで、そのピンチから女性を救ってしまいます。
そんな陰の強さをカッコよく見せたのですが、トラックに跳ねられあっさりすぐ死んでしまいます。
あんなに強靭な肉体だったにもかかわらず。(笑)
『よくある異世界転生とちょっと違うなと感じたのは、話の最初でいきなり死ぬのではなく話の最後になって死に、神様や女神様も出てこないまま異世界ルートに進むところ。
不思議に思う人もいるかも。僕は気になりましたが、スルーしました。(笑)』
現代世界のまま話が進んでいくのかと思った··········。まぁ、いっか!
「いかなる力でも打倒できず、総合的な戦闘力はもちろん戦闘技術でも誰にも負けない存在になる」
『最強の男』
転生前から抱き続けた理想を追求して最強の戦闘能力を手にし、見事に体現しています。
転生後の異世界でも、学生として送る学園生活の講義中に机の下でちゃっかりトレーニング器具で握力を鍛えています。う〜ん、努力家。
ほかにも魔力に最適な肉体に自分を魔改造したり、ショートスリーパーで鍛錬のための時間を捻出しています。(短い睡眠時間で大丈夫な人ってこと)
普通の異世界人は体内の魔力をあるがまま放出しますが、シドは体内で魔力の圧縮と爆発を高速で繰り返して高魔力にしてから放出できます。(車でいうハイパワーエンジンを搭載しているようなもの)
武術では、転生後の世界での一般的な流派よりも超越した実戦的な戦闘術を身につけています。
剣技では、
- 基本に忠実な凡人の剣技
- 美しさに重点をおいたスタイリッシュな剣技
- 予備動作すら認識できない本気の剣技
などがあり、シドのこの3つの剣技が作中で度々繰り出されます。かっこいいので、これはアニメーションにて肌で感じてみて下さい!
ほかにも、鋼糸を使う技などを考案・習得していてそれらと徒手格闘を組み合わせて戦っています。作中では魔力を駆使する魔剣士相手に魔力を用いず圧倒したり、「些細な動作のフェイントで強者に死んだと錯覚させる」「必要最小限の動きで攻撃を回避し、防御するだけで敵を手詰まりにさせる」といった武の極みともいえる域に達している描写もあります。
引用元:「陰の実力者になりたくて!」Wikipediaより一部、引用
スピード感ある戦闘シーンは見ごたえがあります!
シャドウガーデンメンバーは全員スライムソードとスライムボディスーツを標準装備としています。
これも幼少期の頃のヤンチャ(?)してたときのものですが、スライムソードってだいたいこんな感じ。
この道具たちは反則的に使い勝手いい装備で、魔力を使用してスライムの形状を変化させ武器にも防具にもできる優れモノ。
弓矢のようにして遠距離攻撃もできたり、魔力量の調整で変装にも使える。
画像引用元:「陰の実力者になりたくて!」より
左の写真はメイドさんではなく変身したべータ。右の写真もベータ。
スライムは何にでも使える便利グッズですね。
これもシャドウガーデン設立前にシドが開発した装備。武術にも魔術にも強いうえに装備の開発までできて才能ありすぎです!
圧倒的中二病
シドは転生前から『陰の実力者』に憧れを持っていたことはさきほど述べましたが、
「じゃあ、陰の実力者ってなんなの?」
という疑問が浮かび上がりますよね!?
『陰の実力者』とは
主人公でもラスボスでもない··········
敵でも味方でもなく··········
主人公を、ときには助けときには立ちふさがることもあり、その正体は実は街の裏で絶対的な力をもってして支配しているという圧倒的強者。
このフレーズだけでも中二病感が、
ハンパないっ!!!
もう酔ってますよね。(笑)
とにかくシドは、あくまで『陰の実力者』ではあるが実は表向きの普段の生活は『目立たないただのモブ』という『設定』を楽しんでいます。
物語では、基本的にはこの陰の実力者厶ーブ設定を考え実行に移していくことに酔いしれながら行動しているので、その言動ぶりや行動が見ていて笑えますよ!
勘違いシリアスコメディ!?
「勘違いシリアスコメディ」の説明の前に少し作品冒頭部分のあらすじをちょっと解説します。
シャドウガーデンのメンバーである七陰は、元々死を待つだけの悪魔憑きと呼ばれる状態でした。
これ悪魔憑きというより悪魔そのもの。(笑)
ある日に一人のエルフの少女を助けます。ちょっとネタバレにはなりますが、実は先に述べた悪魔憑きが最初の七陰、第一席のアルファ。シドが魔力制御の実験台にと使用していて、既に肉体が朽ち果てていくだけの瀕死の状態から偶然救ってしまいます。
そんなアルファに勝手に作り上げた妄想教団『ディアボロス教団』の邪神ディアボロスを討ち滅ぼすこと(これも設定なのですが·····)を語り、真に受けたアルファは助けられた恩も感じてなのかシドの仲間になります。
組織の名前は『シャドウガーデン』。これもシドがテキトーにカッコいいからと付けた名前。
アルファは、次々と同じ境遇の仲間を拾っていき、シドの稽古の甲斐もあってシャドウガーデンは強力な陰の組織へと変貌を遂げます。
しかし!シドがテキトーに考えた設定上の教団『ディアボロス教団』は本当に実在していました!
その悪の組織と単独で戦っているシャドウ様はすごい、シャドウ様の助けにならなければ、とシャドウガーデンのメンバーたちは感銘を受けて組織のために真摯に動いてくれますが·····
そんなシャドウ様、
シャドウガーデンメンバーたちのことを「助けてくれたから付き合ってくれてるのかな?」と、こともあろうか自分の考えた設定に悪ノリで付き合ってくれる友人たち扱いに!『君たちノリいいね〜』って
違うから!これはあなたに対する絶対的な忠誠心から従ってるんですよ!おもわず外野からツッコミたくなります。(笑)
ほかには、話の中で『これもシャドウ様の陰の叡智(かげのえいち)なのですね。』などと、その『陰の叡智』をまるで神のお導きかのような発言をする七陰メンバーが度々、目につきます。
それ、実は単なる前世の影野ミノルとしての記憶で持っていた商売、小説、音楽などの『知識』。
当の本人は「俺が教えてあげた、ただの前世の知識じゃんっ」といった感じです。
しかし、これを主の偉大な『陰の叡智』のおかげと勘違いしたままあらゆる分野において表舞台で活躍し、その道で輝かしい成功を収めてしまいます。
例えば、ベータは小説、ガンマはビジネス、イプシロンは音楽で、など。
画像引用元:「陰の実力者になりたくて!」より
こういったちょっとしたお互いの意識のすれ違いの積み重ねが本作品の醍醐味であるシリアス✖コメディ要素を演出しています。
視聴していて、「なんかお互いズレてるよな〜」とおかしく感じてしまうと思います。世界観はシリアスなのにシドの視点になると急にコメディな感じに。
お笑い芸人でいえば、お笑いコンビ『アンジャッシュ』のすれ違いコントに似てるかもしれませんね。お互いの考えていることはズレてるけど奇跡的に状況が一致していて、そこが面白く不自然に感じない芸術的なあの感じです。
シドはテキトーに言ってる独り言や発言が、天性の運なのか、はたまた才能なのか状況がその発言にことごとく一致する場面があります。部下はそのことにシドが十手先をも見通しているかのような感銘を受けます。
さすがはシャドウ様、全てお見通しでらっしゃる、我々は報告する必要もないし、シャドウ様の単独行動の邪魔をしてはいけない、というシャドウガーデン独特の風潮で全体的に話は進んでいきます。
勘違い系主人公にはイラッとすることもあったり、ときには都合の良い展開にウンザリすることもありますが、この作品に限ってはそう感じることもなかったです。
見ていて主人公シドのナチュラルな遊び心に惹きつけられてしまうかもしれませんね!
なんか憎めないんですよね!シドって!
OP主題歌の「HIGHEST」は最高!!!!!!!!!!
ほんっっっっと!
中毒性高すぎでしょっ!?(笑)
というのがお世辞抜きで素直な感想です!
イントロからの入りの部分は、このアニメ作品の中二病のかっこよさを象徴しているかのようで、とにかくリズム感がありアップテンポでGOOD!テンションMAX上がります!
サビの部分の「ハイエース!」「ハイエース!」(実際はHIGHEST)は陰の実力者として高みを目指すということもあってか、曲調の盛り上がりが最高でおもわず口ずさんでしまいます!
何回聴いても飽きないような耳触りの良い不思議な
中毒性があります。
音質は重低音が効いているので心地良く、ノリノリになれて聞き惚れてしまう曲に仕上がっています!
周囲に迷惑にならないよう音量MAX重低音で、ぜひとも聴いて欲しい一曲です!
タイトル | HIGHEST |
歌 | OxT |
作詞 | hotaru |
作曲 | Tom-H@ck |
編曲 | KanadeYUK |
発売日 | 2022年10月26日(水) |
オーイシマサヨシ×Tom-H@ck2015年結成。作家として「ようこそジャパリパークへ」が大ヒットを記録し、現在はMC業や俳優業にも挑戦するなどマルチな活動をするアニメソングシンガー“オーイシマサヨシ”と、『けいおん!』シリーズほか数々の人気アニメ作品の主題歌や、T.M.Revolution、LiSA、ももいろクローバーZなどアーティスト、アイドルのプロデュース、楽曲提供、映画、アニメ等の劇伴音楽なども手がけ、抜群の実績と知名度を誇るサウンドクリエイター“Tom-H@ck”から成る実力派デジタル・ロック・ユニット。
オーイシマサヨシさんのハイトーンボイスは、カッコよくて聞き惚れてしまいますね!
アニソン歌手やバラエティ色の強いMC業としての活動時は、このカタカナ名義を使用して外見もわざわざ黒縁メガネをかけて変化をつけるそうです。本名は大石 昌良(おおいしまさよし)。自称『アニソン界のおしゃべりクソメガネ』。(笑)
個性豊かなおもしろネームドキャラたち!!
オモロイな〜と感じた名前のキャラたちをご紹介します!たぶんアニメを最終話まで見終わった方なら誰しもがそう感じたんじゃないかな~?と思いました。
ジミナ・セーネン(CV:緑川光)
名前の通り『地味な青年』。(笑)
実のところ、この魔剣士の正体は変装したシド。トーナメント形式の闘技の祭り『武神祭』で「一見雑魚にみえるが実力者」という陰の実力者厶ーブをするためだけに、イータの発明品を用いて変装しています。
ジミナ・セーネンは実在した人物で最終的には不慮の死を遂げています。
アニメ本編では、登場キャラのドエムに「ジミナは〜·····」と呼ばれてました。『ジミナ』だけだと普通の名前なんですけどね〜。セーネンが付いちゃうとギャグかよって思っちゃいました。(笑)
弱そうな見た目の完成にシドも大満足。これにはガンマが協力しています。
七陰の中でも負けず劣らずガンマも主さまへの奉仕愛のレベルがほんと〜に高いことが、こういった協力的な態度からわかります。
ガンマのこういう健気なところがかわいいですよね!
ドエム・ケツハット(CV :速水奨)
オリアナ王国宰相でありローズ・オリアナ王女の婚約者ですが、
実態はまさに悪いやつ。細かい内容は割愛しますが、裏で悪巧みを仕掛けてきます。
悪役なのはよいのですが、この名前を初めて聞いた時の第一印象が·····
「なんだっ、その名前はっ!(笑)」
「ドエム・ケツハットて!(笑)」
前述のジミナ·セーネンといい原作者はサブのキャラクターにはおもろい名前をつけるな〜。
ドMなこの男がお尻をバットで叩かれて喜んでる姿をおもわず想像してしまいました。(笑)実際の名前は『バット』ではなく『ハット』なのですが。(笑)
オトン・カゲノー(CV: 間宮康弘)
カゲノー男爵でシドの父であり、ただのハゲです。(笑)
名前、オトンて (笑)
関西では、方言で「おとうさん」のことをたしかに「おとん」と呼ぶ習慣があります。
そのままやないかいっ! (笑)
カッコつけてダンディズムを装う癖があり、アニメでは妻(シドの母親)にタコだけに、よくタコ殴りにされています (笑)
オカン・カゲノー(CV :中原麻衣)
カゲノー男爵夫人でシドの母親。よくカゲノー男爵をダンディズム発動時にはタコ殴りにしています。(仲がいいのか悪いのか·····)(笑)
姉のクレアの容姿からすると母親似かな?
オカン・カゲノーなので、おかん=母親。あいもかわらずオモローなネーミングセンスです。
ゴルドー・キンメッキ(CV :興津和幸)
あだ名は『常勝金龍』。
アニメでは、シドがキンメッキとのからみでその呼び方をわざと間違えて、本人おちょくられてました。楽しい。
キザで顔は良い部類だけど、三枚目キャラ。でも嫌いじゃないかな。(笑)
世界中の数々の大会に参加し、一度も負けたことがないと言われている魔剣士。このことから不敗神話と称される有名人となっています。
ちなみに一度も負けたことがない理由は、大会で強い相手と当たると必ず棄権していたからというもの。
それは、ドラゴンボールのサイヤ人たちが相手の戦闘能力を計測する時に使うスカウターのような能力をキンメッキ自身が保有しているので可能な戦法。
しかし、武神祭ではジミナに変装したシドの実力を見誤り瞬殺されてしまいます。(笑)
アンネローゼ・フシアナス(CV :若山詩音)
ジミナを気にかける女剣士。実力はかなりの強者。
名前オモローですな。節穴(ふしあな)て!
でも、武神祭の闘いの最中でジミナの強さに誰よりも早くに気づいたあたりは戦闘能力の目利きは節穴ではないフシアナス嬢。(笑)
彼が試合で一瞬、たった首を鳴らす仕草をしただけで相手が倒されてしまうシーン(攻撃速度が神すぎてそう見える)があるのですが、こちらが対抗心を燃やして、その首を鳴らす仕草の真似をするアンネローゼ。
アンネ「わたしにだってそれぐらいできるんだからっ!」
めっちゃカワユス~!
アレクシア·ミドガルの魅力とは!?
アレクシアは陰のヒロイン!?
物語の序盤から終盤にかけて全体的に見ても露出度が比較的に高いキャラが、このアレクシア・ミドガル(以後アレクシアで統一)です。ミドガル王国の王女という政治的な立場に近いという理由もありますが、ミドガル魔剣士学園の生徒でもあるので、日常を含めてなにかといろんな騒動に関わってきやすいポジションにいます。
学園のアイドル的存在である彼女ですが、この作品では露出が多く陰でシバいたりすることもありますが(笑)、容姿端麗でスタイルも良い美女。性格はたしかにひねくれたようなところもありますが、姉アイリスを心から尊敬し、剣の道も基本に実直で仲間を思う気持ちも強く一本筋の通ったようなところがあるのが魅力的です。まさに
七陰に勝るとも劣らないこの作品の
陰のヒロインです!
ただ、彼女の性格が良いか悪いかでいうと··········
悪い。(笑)
王女様というより女王様ですね。でも、またそこがいいんですけどね!
声優さんが、さきほど少し触れた花澤香菜さんということもあってキャラが板についてるんですよ。アレクシアはアイリスの実の妹ではありますが、黙っていれば清楚で美人なおねーさんという感じです。これがまた花澤さんの声と波長が合ってるんですよね。
彼女、過去のアニメ作品で『五等分の花嫁』の一花(いちか)役を演じていたこともあります。
なるほど、これはさすがの配役!
一花はおねーさんであり実際に五つ子の長女、ちょっとズルいというか意地の悪いところがあります。今回のアレクシア役とも共通したところがあって、うまく花澤香菜さんが演技してるんですよね。
コロコロ変わる表情がイイ!!
「陰の実力者になりたくて!」には多くの女性キャラが登場しますが、その中でもアレクシアは特に出番が多く、表情も豊かです。
画像引用元:「陰の実力者になりたくて!」より
これぞ、まさしく女のコと言わんばかりの多彩な表情を見せてくれます。
シドに対しては少なからず好意を持っており、そういった態度を示すこともありますし、姉であるアイリスに対しては敬意があることはもちろん姉妹ならではの仲の良いやりとりも見られたりするワンシーンもあります。このあたりも、すごく見どころ!
ドSキャラである側面がある一方で、正義感が強く一途でまっすぐに芯の通った彼女の容姿と豊かな表情に心を奪われた方は少なくないのではないのでしょうか。
学園生活での人間関係から王族の姉妹、陰の異性との幅広い人間関係と活躍には今後も彼女からは目が離せませんね!
アァイッ、アァッム、アトミック!!!
このシーンはヤバいつ!!!
とにかくカッコいいっ!!!
このシドの最大にして最強奥義発動時には、独自のシドの動き、モーションがあって声色も通常とは異なります。溜めるに溜めて爆発という感じ。アトミックの言い方おもろいっ!
話の要所要所で何度か見られますので、こちらもキタキターッ!て感じのドキドキ感も爆発です!(笑)
この奥義のなりゆきは
とにかく力を求める主人公。「最強の力とはなにか?」その答えは人それぞれだが、彼は「核」と応えた。「では核に耐えられる、またはそれに近しい力を手にするにはどうすれば良いか?」の疑問に対して彼は
『核になればいい』
引用元:「陰の実力者になりたくて!」一部、資料より抜粋
マジかっ!!!
そんな発想ありかっ!!!
『自分が核になればいい』という生前に考えられていた発想から生み出されたこの奥義は技発動域周辺を吹き飛ばします。
力の調整で加害範囲も変えられるので、あるエピソードでは味方のアレクシアが近くにいたにも関わらず無傷で無事、という場面も描かれています。
ゲームでよくある、敵はやられていますが味方はノーダメージという魔法や必殺技と同じですね!
余談ですが、原作初期ではアイ・アム・テポドンという名称もあったらしいですが、最終的にはお蔵入りに。
しかし、テポドンて!(笑)
たしかに、このご時世いろいろ物議を醸し出しそうな名称なのはたしかです。 (笑)
「陰の実力者になりたくて!」のここがちょっと··········
たまに作画崩壊
どんなアニメでも完璧かつパーフェクト!な作品はないのですが、こちらの作品で一部、作画崩壊がありました。上の画像がシドの姉、クレア・カゲノー。10代のはずが40代!?とばかりに老けちゃってます。(笑)
下の画像が左がベータで右がガンマ。うーん、なんか違う。ガンマはともかくベータはお顔がシンプルになりすぎてる気が·····。(笑)
こちらに別の画像を挙げておきます。
といっても終始、作画のクオリティは高くこれ以外は見ていて気になるところは他になかったですね。
ちなみに、アニメ制作会社のNEXUSは、過去には「こみっくがーるず」「グランベルム」「ダーウィンズゲーム」などの人気アニメ作品を手掛けています。
主人公の中二病
これは、けっこう意見の分かれるところだと思います。
僕は視聴していて、遊び心があっておもしろいと感じたのですが、見る人によってはイタイキャラで不快だ!と感じる人もいるかもしれません。そもそも、主人公のシドが中二病と知らないで視聴していくと、なーんか主人公は変人だし周りと噛み合ってないゾ!?と感じると思います。とあるレビューによると、途中で見るのをやめた人もいるそうです。
中二病キャラというと、過去に有名なアニメ作品で、
『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊 六花(たかなし りっか)
シュタインズゲートの岡部 倫太郎(おかべ りんたろう)
などがそうですね。
視聴された方ならご存知かと思いますがこの二人、究極の
中二病キャラです!
普段から所かまわず中二病を発動している主人公なので、この2作品は僕も慣れまでにちょっと時間がかかりましたね〜。本当に。途中までウザいなぁと見てましたが、話が急展開してあまり気にならなくなりました。 (笑)
この二人はシドのように天然の中二病キャラではなくキャラを作っている、つまりなりきっているんですよね。
「中二病でも恋がしたい!」はタイトルからは理解ができるのですが、「シュタインズゲート」は、なぜそういった設定の主人公キャラなのか理解に苦しんだ記憶があります。なんせ、話の中盤まではユルユルのストーリーで起伏がなく日常が繰り返される展開だったので見てるのも苦しかった。 (笑)
話が少し逸れてしまいましたが、この2作品と比べると、
「陰の実力者になりたくて!」の主人公のシドの中二病は、元からです。
だから仕方ないな〜とか遊び心があるな〜とも感じとれる部分があると思います。
ここまではあくまで個人的な本作品へのフォローで、それでも中二病設定の主人公に抵抗を感じてしまう人は一定数いるでしょう。
「陰の実力者になりたくて!」の感想まとめ
世界観、登場キャラクター、シナリオ、どれも好きですね。メインキャラクター以外の登場キャラ、「ジミナセーネン」とか名前が変すぎ。(笑)著者の名付けのセンス神がかってます。 (笑)
なろう系作品の代表ともいえる異世界モノにはなりますが、
主人公の中二病設定のコメディさと世界観のシリアスさの融合は見事としか言いようがありません。
普通は、シリアスな世界観ならそのシリアス世界観に沿って話が進んでいき、コメディな世界観ならそのコメディな世界観に沿って話は進んでいきます。
この作品に関してはシドの視点と周りの人間の視点が全く正反対で、設定で遊ぶシドに対して一方でシャドウガーデンの配下は真面目に主様のために仕えている。シドがした適当な発言が正解を引き続け、さすがはシャドウ様、なにもかもお見通しでとズレてるけど状況が一致してしまう、オモシロ世界線で話が進行していくことに話の旨味があります。
この独特な世界観と愉快で個性的な登場人物たちとのカラミは笑えます。見ていてホッとする安心感もありますね。
あとカッコいい!と感じたのが戦闘シーン。
ビュンビュン動きます!めちゃくちゃ動きが速いので、スピーディで迫力があって見ごたえがあります。剣と魔法の世界なので、それぐらいないとつまらないですしね。
この作品は、OP主題歌はカッコいいし、主人公はカッコいいし(狂人だけどイケメンで最強)、戦闘シーンがカッコいいとカッコいいの贅沢三昧です。男性ならこういったのは好きだと思います。それに加えて目の保養にも七陰の女性陣は屈指の美人揃い!
よくもまぁ、これだけの美人さんばかり集められたものです。(笑)
シャドウガーデンハーレムは最高!(笑)
中二病アレルギーさえなければ、誰にでも楽しめる良作品といえるでしょう。設定LOVEの主人公なんで期待してるようなラブコメ的な展開はないですけどね。実際に、その展開がなかったので全体的に作品がまとまっていた感じはします。みんなのシャドウ様ということで。
さて、こちらの作品も小説、アニメと人気があることからコミカライズ化されています。
そして、なんとっ!!
TVアニメ1期放送終了からの興奮も冷めやらぬ中、2022年2月22日、「陰の実力者になりたくて!」TVアニメ2期の制作が決定しました。同時に、1期再放送も決定!
発表に合わせティザービジュアルと特報映像も公開されています。 具体的な放送時期についてはまだ発表されていませんが、一般的には制作決定の発表から1~2年ほどで放送開始するケースが多いため、早ければ2024年4月、遅くても2025年1月には2期を見ることができるのではないでしょうか?
おまけ
アルファのファンの方のために素敵な画像の数々をご用意させていただきました!
ぜひとも、ご堪能下さい♪
総合評価
アニメランキングサイトあにこれでのレビュー評価は··········
★★★******3.6
でした。
以下、一部レビューから抜粋しています。(令和5年3月現在)
個人評価★★★★4
レビュー評価★★★******3.6
総合評価★★★********3.8
こちらのアニメは以下の人にオススメ!
本作品が気になる方は、ぜひ視聴してみてください。 アニメ「陰の実力者になりたくて」はDMM TVで視聴できます。
【当サイトで使用中のWordpressテーマ】
こんにちわ!「陰の実力者になりたくて!」を視聴したアニメ好きアニメ太郎です。